株式市場を知る
株式の取引は主に各地の証券取引所で行われています。東京、大阪をはじめとして、名古屋、札幌、福岡などがあります。中でも東京にある東京証券取引所(東証)が一番有名です。みなさんも新聞などで、「おかげさまで、わが社は東証一部上場※を果たしました!」という見出しを見かけているかもしれません。東証の後につく、一部、二部というのは、野球でいうところの一軍、二軍です。二部にいても業績がよいと、一部に格上げされることもあります。
そこで「東証一部」というのは、ひとつのステータスになっています。企業がそこを目指すのは東証一部というだけで企業の認知度、信頼度が大きく上がるからです。わかりやすくたとえると、東大に受験して合格するみたいなものですね(笑)。もちろん、東証だけでなく他の証券取引所でも優秀な企業はたくさんあ りますが、東証一部は上場するための審査基準が非常に厳しいので、審査に通ることが非常にむずかしいのです。裏を返して考えれば、東証一部に上場していれば、優秀でつぶれにくい会社であることが多いともいえますね。
またこれらとは別に、「東証マザーズ」や「東証ジャスダック」のような新興市場があります。ベンチャー企業や中小企業などを中心に構成されています。会社の規模が小さいため、比較的値動きの激しい銘柄が多いので、株に慣れるまではおすすめできません。慣れるまでは東証一部の中から銘柄を選んだほうがよいと思います。
次は、株式市場の中で株取引できる時間帯についてみていきます。
☆最初は東証一部の中から会社をチェックしてみましょう!
株取引できる時間帯を知る
私たちが直接株取引をできる時間帯は、平日の「朝9時から11時30分まで」(前場)と、「12時30分から15時まで」(後場)となっています。
この時間帯に東京証券取引所などの株式市場が開いていますので、株価が動きます。平日の上記時間以外や土・日・祝日、年末年始などは取引所はお休みですので、取引ができません。
一部、証券会社によっては、夜に取引ができる『夜間取引(PTS)』サービスをおこなっています。例えば、SBI証券の場合は、平日の「17時から23時59分まで」リアルタイムに取引できます。お仕事で忙しいサラリーマンの方などは、チェックしておく価値がありそうです。 ※詳しくは、「夜間取引(ジャパンネクストPTS) 証券会社の選び方」をご覧ください。
平日の日中に株取引ができる時間は、冒頭でお伝えしたとおりですが、株を売買する注文自体は、ネット証券を使えば24時間365日好きな時に出すことができます(証券会社がシステムのメンテナンスをしている時はできませんが…)。
たとえば、【月曜日の19時】に買い注文を出したとします。19時とは、取引所が閉まっている時間です。ですから、その“買い”注文は【翌日(火曜日)の朝9時】に回されます。そこで、誰かが出した“売り”注文とぶつかることにより、買い注文は取り引きが成立することになります。(これに関しましては、後ほど出てくる『株を実際に買ってみる』で詳しく書いてありますので、そちらをご参考ください)
☆株の注文はいつでも出すことができますので、ご安心ください。
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